家を買おうと考え始めたとき、多くの人は 間取り・価格・デザイン・立地 から情報収集をスタートします。

しかし、これらと同じくらい、あるいはそれ以上に大切なのが、家の性能 ― 特に「気密性」と「断熱性」 です。

2025年4月から日本はついに 省エネ基準の適合義務化 スタート。

これにより、全国どこで建てる住宅でも一定以上の断熱性能が確保される時代になりました。

しかし、これはあくまで“最低ラインの基準”です。

実は、本当に寒くない家をつくるためには、省エネ義務化の基準を大きく超えた性能が必要です。

「どの会社が本当にあたたかい家を建てられるのか？」
「気密性・断熱性はどこまでこだわれば良いのか？」
住宅性能情報をわかりやすくまとめました。

あなたと家族の“冬が変わる”、そんな家づくりの第一歩にしていただければ嬉しいです♪

■ 2025年4月から省エネ基準が義務化

これまで日本では、省エネ基準を満たさない家でも建築できました。しかし2025年からは違います。

• 断熱性能を国が定める基準以上にすること

• 住宅会社は設計段階で性能計算を行うこと

が義務化され、性能が可視化されるようになりました。

ただし、この基準はあくまで
「最低限のあたたかさ」を確保するための目安です。

寒冷地でなくても、寒くない家づくり を目指すなら基準を超える性能を目指す必要があります。

2｜そもそも「寒い家」はなぜ寒い？（2025年版）

家が寒いのは、主に以下の3つが原因です。

① 断熱性が低い（UA値が高い）

UA値とは、家全体の「熱の逃げやすさ」を示す指標。
2025年基準では地域により0.6〜0.87が求められています。

しかし、快適な冬を過ごすための実力値はもっと低く——

• HEAT20 G1基準：0.46〜0.56

• HEAT20 G2基準：0.34〜0.46

これくらいになると、
少ない暖房でも家は自然と暖かくなります。

② 気密性（C値）が低い（すき間が多い）

暖房で暖めても、すき間から暖気が逃げれば意味がありません。

C値とは「家のすき間の量」を数値で表したものです。

• C値1.0以下：良い

• C値0.5以下：かなり良い

• C値0.3以下：高性能住宅レベル

2025年は、C値を測定する会社が増えてきましたが、
まだ“測らない会社”も存在します。

展示場では、
「気密測定をしていますか？」
と聞くのが最初のポイントです。

③ 窓からの熱の逃げが大きい

家の寒さの50％近くが“窓”から逃げます。

2025年の主流は、

• 樹脂サッシ

• Low-Eペアガラス

• 高性能住宅ではトリプルガラス（U値0.8前後）

窓の性能を上げるだけで、
冬の寒さは驚くほど変わります。

3｜気密性×断熱性が高い家は、なぜこんなに快適なのか？

■① 家全体の温度がそろい、どこにいても暖かい

• リビングは暖かい

• 廊下は寒い

• 脱衣所は極寒

こんな温度差は、気密・断熱が不足している証拠です。

高性能住宅では、廊下・トイレ・脱衣所まで温度差が少なく、
冬のストレスが大幅に減ります。

■② 光熱費が下がる（年5〜10万円の差も）

断熱性が高い家は「暖房を少しつけるだけで長持ち」します。
2025年は電気代が不安定な時期だからこそ、性能で補う時代です。

暖房費の節約額としては、

• 旧基準の家 vs HEAT20 G2
  → 年間5〜12万円の差が出るケースも珍しくありません。

■③ ヒートショックのリスクが減る

2025年の最新住宅トレンドは「健康と室温」が重要視されています。

温度差が大きい家は、
脱衣所・浴室での事故リスクが高まります。

高気密・高断熱住宅は室温差が少ないため、
ヒートショック予防としても注目されています。

■④ 結露が発生しにくい

結露は

• カビ

• ダニ

• 家の構造材の腐食

を引き起こします。

2025年の高性能住宅は、窓性能の向上により
「結露ゼロに近い家」が増えつつあります。

■⑤ 全館空調との相性がよく、快適性がさらに増す

2025年は全館空調の普及が一気に進んだ年です。

高気密高断熱の家は、全館空調と非常に相性が良く

• 吹き出し口が少なくてすむ

• 温度が安定する

• 冬の乾燥を抑えられる

というメリットがあります。

4｜住宅展示場でチェックすべきポイント

家づくり初心者が見落としがちなポイントを4つまとめてみました！

① UA値がいくつか？

性能等級6以上を目指すのが2025年のスタンダード

• 等級5：義務化ライン

• 等級6：HEAT20 G1相当

• 等級7：HEAT20 G2〜G3相当

展示場では、

「UA値はいくつですか？」
「性能等級はいくつになりますか？」

と聞くのが重要です。

② 気密測定（C値）を必ず確認

2025年はC値を測る会社が増えていますが、
まだ公表しない会社も残っています。

“実測する会社”だけが信頼できる。

これは家づくりの大前提です。

③ 窓の性能はU値で比較

最新では、

• 樹脂サッシ：U値1.0〜1.3が一般的

• トリプルガラス：U値0.7〜0.9程度

「窓のU値を教えてください」
は展示場で必ず聞きたい質問です。

④ 施工品質の説明があるか

高性能住宅は、施工が悪いと数値が出ません。
2025年の良い会社は、

• 施工マニュアル

• 現場管理

• 気密処理の写真提供

などをしっかり行っています。

5｜実際に“寒くない家”に住んだ人の声

実際に高性能住宅に引っ越した方の感想として多いのが——

✔ 朝、布団から出るのがラク

✔ どの部屋も暖かく、子どもが風邪をひきにくくなった

✔ 光熱費が下がって驚いた

✔ 冬の家事がラク（料理・洗濯・風呂場が寒くない）

✔ 夜中にトイレへ行っても寒くない

これらは当たり前になります。

寒い家を「暖める」のではなく、
そもそも寒くない家を“つくることが大切です。

6｜まとめ：寒くない家づくりは「幸福度」を変える

最後に、2025年の家づくりで覚えておくべきことは3つ。

① 省エネ基準は「最低ライン」でしかない

本当に暖かい家にしたいなら
→ HEAT20 G1〜G2を目指す。

② 気密性（C値）は必ず実測を

暖房効率、結露、換気などに直結します。

③ 窓性能は重要ポイント

U値1.0前後の窓を選ぶだけで快適性が大きく変わる。

「寒くない家」は、暮らし方を変えます。
朝のつらさが消え、体調が安定し、光熱費も下がり、
家中どこでも快適に過ごせる。

あなたと家族の幸福度を大きく引き上げてくれる、
それが気密性×断熱性の高い家です。

7｜まずは無料で相談してみませんか？

展示場を見ただけでは、
「どの会社が本当に高性能なのか？」
「UA値やC値はどこまで求めればいいの？」
と迷ってしまう方も多いです。

おうちの買い方相談室 高松店では、
第三者の立場で住宅会社を比較し、
あなたの希望に合う“寒くない家づくり”をサポートしています。

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初めての方でもお気軽にご利用ください。

あなたの家づくりが、快適で温かく、
幸せな未来につながりますように♪