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初心者向け!外構って何から考える?

はじめに
はじめてマイホームを建てようと考えたとき、多くの方が間取りや内装、住宅ローンなど「家そのもの」のことに意識が向きがちです。しかし、意外と後回しにされやすいのが「外構」です。
「外構」とは、建物の外に設けられる門扉、塀、アプローチ、駐車スペース、庭などの設備や空間を指します。外構は単なる飾りではなく、家の第一印象を決める重要な要素であり、防犯やプライバシー確保、使い勝手にも大きく影響します。
今回は、これから家を建てようとしている方、そして「外構って何から考えたらいいの?」という疑問をお持ちの方に向けて、初心者でも失敗しない外構計画の始め方をわかりやすく解説します。
1. 外構の役割を知る
そもそも外構にはどんな役割があるのでしょうか?大きく分けると次の5つの役割があります。
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家の印象を決める
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防犯性を高める
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プライバシーを守る
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快適な動線をつくる
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家族のライフスタイルに合わせた空間を提供する
これらの役割を意識するだけでも、外構計画の失敗を大きく減らすことができます。
2. 外構にはどんな種類がある?
外構は大きく分けて「クローズ外構」「セミクローズ外構」「オープン外構」の3種類に分類されます。
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クローズ外構
塀や門で敷地を囲み、外からの視線を遮る外構スタイルです。プライバシーと防犯性を確保できますが、施工費は高くなりがちです。 -
セミクローズ外構
部分的に塀や植栽で囲みつつ、開放感も持たせるバランス型。最近はこのスタイルが主流です。 -
オープン外構
塀を設けず、開放的に敷地を見せる外構です。コストを抑えやすく、街並みに調和しやすいのが特徴です。
自分たちの暮らし方や周囲の環境に合わせて、どのスタイルが合うかを考えてみましょう。
3. 外構計画で失敗しやすいポイント
初心者が外構でよくある失敗は、以下のようなケースです。
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家づくりの予算に外構費用を含めていなかった
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住宅完成後に外構を慌てて考え、動線が悪くなった
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デザイン性を重視しすぎて使い勝手が悪い
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駐車場の幅が狭く、車の出し入れがしにくい
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植栽の手入れが想像以上に大変だった
こうした失敗を防ぐためには、家の設計段階から外構もセットで考えることが大切です。
4. 予算の立て方
外構にかかる費用は、建物本体価格の10%程度が目安と言われています。例えば、3000万円の家であれば、外構には300万円程度を想定すると安心です。
ただし、外構の仕様や材料によって大きく変わるため、優先順位をつけておくことがポイントです。
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絶対に必要なもの(駐車場、門扉など)
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できれば欲しいもの(ウッドデッキ、花壇など)
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将来的に追加できるもの(物置、追加の植栽など)
と段階的に考えてみましょう。
5. どこに相談すればいい?
外構計画は、住宅会社で一緒に考えてもらえる場合もあれば、外構専門の業者に依頼するケースもあります。
メリット・デメリットを比較してみましょう。
住宅会社に頼む場合
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メリット:家のデザインと統一感を持たせやすい
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デメリット:外構プランが限定的なことがある
外構専門業者に頼む場合
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メリット:豊富なデザイン提案が可能
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デメリット:別途打ち合わせが必要
最近では、外構専門の相談室や外構プランナーに相談する方も増えています。
6. 外構デザインのトレンド
近年人気の外構デザインには以下のようなものがあります。
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ローメンテナンス(手入れが楽な植栽、人工芝)
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ナチュラルモダン(自然素材を活かした温かみのあるデザイン)
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カーポートやガレージ付きの機能性重視プラン
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防犯カメラやスマートキーなどIoT設備との連動
トレンドを取り入れつつ、住む人の暮らしに合うかどうかを基準に選ぶことが大切です。
7. 家族のライフスタイルに合わせる
例えば小さなお子様がいる家庭なら、飛び出し防止のための門扉やフェンスが重要です。高齢の家族がいる場合は、段差のないアプローチや手すりの設置も検討しましょう。
また、将来的に必要になること(駐車台数が増える可能性、家庭菜園スペースの確保など)も考えておくと、長く快適に暮らせます。
8. 打ち合わせでのポイント
打ち合わせでは、次の点を具体的に伝えるとスムーズです。
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生活スタイルや家族構成
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駐車台数や車のサイズ
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日当たりや隣地との高低差
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必要な目隠しや防犯対策
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メンテナンスにかけられる手間や時間
要望をはっきり伝えることで、希望に沿った外構プランを提案してもらいやすくなります。
9. 外構完成後のメンテナンス
外構は完成して終わりではありません。特に植栽や芝生は定期的なお手入れが必要です。維持管理の負担が心配な方は、ローメンテナンスの素材を選ぶのがおすすめです。
10. まとめ
外構は「家の顔」であり、快適な暮らしを支える大切な要素です。「後でいいや」と後回しにせず、家づくりと並行して計画を立てることで、理想の住まいに近づけます。
「何から始めたらいいかわからない」という方は、ぜひ専門家に相談してみてください。
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