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バルコニーは本当に必要?後悔しないための判断基準

家づくりの打ち合わせで必ずといっていいほど出てくるのが「バルコニーを付けるかどうか」という議題です。
なんとなく「家にはバルコニーがあるもの」というイメージを持っている方も多いですが、実際にはバルコニーを付けたことで後悔してしまったという声も少なくありません。
今回は、これから家を買おうとしている方向けに、バルコニーの必要性を冷静に判断するための基準を徹底解説します。バルコニーを付けるべきか迷っている方は、ぜひ最後までお読みください。
1. バルコニーの役割を正しく理解する
まず、バルコニーは「なんとなく付けるもの」ではありません。役割や目的を明確にしないと、使わないまま維持費や掃除の手間だけが残ります。
一般的なバルコニーの用途は以下の通りです。
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洗濯物を干す場所
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植物を育てるガーデニングスペース
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趣味や休憩用の屋外スペース
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景色を楽しむ展望エリア
このうち、どれを自分たちが本当に必要としているかを考えることが第一歩です。
2. バルコニーが向いている家族・向いていない家族
向いている家族
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外干し派で、毎日洗濯物をたくさん干す
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ガーデニングやアウトドア気分を日常で味わいたい
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住宅地でも外の景色や風を感じたい
向いていない家族
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室内干しや乾燥機をメインで使う
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花粉症や黄砂アレルギーがある
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掃除やメンテナンスの手間をできるだけ減らしたい
3. 後悔例から学ぶバルコニー設計の落とし穴
後悔1:ほとんど使わなかった
「雨や花粉で外干ししなくなり、結局バルコニーは物置状態」というケースは多いです。
後悔2:掃除や防水工事が面倒
バルコニーは雨風にさらされるため、排水口の掃除や防水メンテナンスが必要。これを怠ると雨漏りの原因にもなります。
後悔3:狭すぎて活用できない
設計時にコストを抑えて奥行きを縮めると、洗濯物すら干しづらいこともあります。
4. バルコニーの広さと向きの重要性
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広さ
最低でも奥行き90cm以上はほしいところ。洗濯物干し+人が通れるスペースが必要です。 -
向き
南向きは日当たり良好ですが、夏は暑すぎることも。北向きは涼しいですが洗濯物が乾きにくいという特徴があります。
5. メンテナンスコストを把握する
バルコニーの防水工事は10〜15年ごとに必要で、費用は約20〜50万円が相場です。
これを知らずに建ててしまうと、将来的な出費で驚くことになります。
6. バルコニー代替案という選択肢
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室内干しスペース(ランドリールーム)
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1階の庭に物干しスペースを確保
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屋根付きテラス
これらはメンテナンス負担を減らしつつ、同等の機能を持たせることができます。
7. 判断基準チェックリスト
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外干しをする頻度は週何回か?
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花粉や黄砂の影響は気にならないか?
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掃除や防水メンテは苦にならないか?
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バルコニーでやりたいことが明確にあるか?
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将来のライフスタイル変化にも対応できるか?
まとめ:必要かどうかは「生活動線」と「維持管理」で決まる
バルコニーは、ただの「おしゃれな付属品」ではなく、生活習慣とコスト管理に直結する設備です。
メリットとデメリットを天秤にかけ、本当に必要かどうかを生活動線から逆算して判断することが大切です。
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